館山投手・畠山選手、ありがとう。
2019年9月21日、今シーズン限りで現役を引退する館山投手、畠山選手の引退試合がありました。
前日の天気予報では、台風接近の影響で雨…しかし、試合開始時間には曇り空ながら降る気配はなし。スワローズファンの願いが届いたのでしょうか。
六大学野球延長で15分遅れになった開始時間、最後の勇姿を見ようと集まったファンで神宮球場は埋め尽くされます。そして館山投手・畠山選手がグラウンドに。スタンドからの声援が溢れます。
ベンチ前の背番号33、これが最後だと思うと、すでに涙ぐんでしまいます。
そしていよいよ試合開始。マウンドにあがる館山、今日で最後の登板のピッチャーとは思えない力のある投球。全球ストレート勝負で中日 大島をセカンドゴロに打ち取ります。
投球を終え、マウンド付近に集まる選手たちと小川監督。ご家族の方をご覧になっていたんでしょうか、なにかホッとした表情にも見えました。スタンドのファンに一礼して手を振りベンチへ。今日の投球、しっかり目に焼き付けました。
そして回は進み6回裏、素振りをはじめる畠山、登場曲が流れ「代打 畠山」のアナウンスでスタンドから一斉に声援が溢れます。
オープンスタンスでどっしり構え、足を大きくあげる独特のバッティングフォーム、しばらく見てなかったなあ。そしてもう見られないのは残念。
アウトコースの球を打ち上げた打球の行方は…ライト前に落ちるヒット! 形はどうあれ、最後をヒットで終われたことに感無量です。
試合後の引退セレモニー、大型ビジョンに二人の軌跡を紹介する映像が流れ、あらためてその順調なことばかりではなかった選手生活を思い起こさせます。
そして、家族からの花束贈呈。この時点でもう うるっときてしまいました。
引退のあいさつ、一番泣けたのは、館山投手の石川投手へのメッセージ。
「プロ入り前から石川さんの背中をずっと追いかけてきました。距離を縮めることすらできませんでしたけれども、石川さんがいなければ、僕の成績はありません。誰とでも分け隔てなく そして常にチームの中心で活躍している姿は選手の憧れです。これからも高い目標であり続けてください。」
(スピーチは、スワローズ公式Twitterにアップされています。)
胴上げ、そして1塁側からライト、レフトとスタンドのファンの前を一周する両選手。
大きな声と拍手で迎えるファン。
ライトスタンドのスワローズファンはもちろん、レフトスタンドの中日ファンも、ほとんど全員帰ることなく拍手とねぎらいの声で迎えてくれました。応援するチームは違っても、選手をリスペクトするその気持ち、忘れません。正直、ここで一番涙が溢れました。
館山昌平投手 畠山和洋選手、
本当にありがとうございました。
そして、おつかれさまでした。
これからも、直接でも間接でも、スワローズの力になってください。
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